Blog 2011.8.30 拝啓 奴隷様 of 尾米タケル之一座

2011.08.30 拝啓 奴隷様

拝啓 奴隷様



毎日元気に被曝していますか?



福島原発の事故直後、新聞であなた方オーストラリアのアボリジニーの人達が

「私たちの土地から掘ったウランで日本の人達が被害に遭うなんて心が痛い」

と言っているという記事を見ました。



やさしいにも程があります。



あなた方が心を痛めてくれている僕達日本人は、

残念ながらあなた方奴隷の事なんてほとんど考えた事もありません。



「たかが私たちの電気の為にアボリジニーの人達が被曝をし、命を削らなければならないなんて心が痛い」

なんて言っている人間はこの国にはほとんどいません。

一言目には「経済が」「電気代が」です。



あなた達のやさしさは僕達には届いていません。


僕達の想像力はあなた達の悲しみまでは届きません。



僕達この国の人間の想像力は海をこえてあなた達の所までゆく力も、

時間をこえて未来の人達の所までゆく力もなくなってしまっています。



この国の多くの人達は気付いていません。自分も被害者だと言う事を。

この国の多くの人達は気付いていません。自分も加害者だと言う事を。



この国はどうやら、まだ直ちに原発を辞める気はないようです。

あなた方が奴隷生活から解放される日も当分来ないでしょう。

一億総国王がそう言っています。



残念ながらこの国に住んでいる限り、

放射性物質を全く取り込まないというのはほとんど不可能でしょう。

空気から、水から、食べ物から、

多かれ少なかれ何らかの形で体の中に取り込んでしまうと思います。



だったらせめて、と僕は思います。



あなた達の土地から掘ったウランの中に、あなた達の爪の垢でも入っていれば、

それを体に取り込んで、

あなた達の何分の一かでも人を思いやる心や想像力が

僕達この国の人間にも持てるのではないかと……。          



敬具




どっかのロックンローラーの人、これに曲つけて歌ってええでー。