Blog 2011.9.26 逆立ちして頭でぐるぐる回るやつ of 尾米タケル之一座

2011.09.26 逆立ちして頭でぐるぐる回るやつ

尾米タケルです。

僕はヘッドスピン?(逆立ちして頭でぐるぐる回るやつ)がすごく得意で、その日のライブでも僕はガンガン回っていた。しかもノーヘルで。



「ワァー!」会場は大盛り上がり。



頭のどこかで「こんなにガンガン回ってて大丈夫なんかな?(しかもノーヘルで)」と思いつつも会場の熱気と僕自身上がりきったボルテージは自分でもコントロールできなかった。



僕が回転を上げると客のテンションも上がる。しかしそれと同時に、このままいったら頭削れるんちゃうか?ステージ穴開いてまうんちゃうか?という破滅への予感も高まった。


それでも抑えきれないこのテンション。こんな高揚感に自分が包まれるなんて思ってもいなかった。そしてついに、僕は超えてはならない一線を超えた。



僕の頭から煙が立ち上ったのだ。



「ワァー!!!」

人の頭から出た煙で無責任に盛り上がる観客。

これは技じゃない!



悲鳴を上げているのは僕の頭だろうか?ステージだろうか?


おそらく両方だろう。



しかし僕の体はすでに僕のコントロール下にはなく、ただひたすら周囲の熱気に突き動かされて回転するマシンと化していた。


目まぐるしく流れる世界の中で観席に注意をはらうと、観客の中には一部ただならぬ気配を感じ取り不安げな顔をする者、悲鳴をあげる者もいたが、少数の声は全体をつつみこむ熱気に飲み込まれた。


その時僕は思った。


「気ィ付いたらこんな事してたけど、よう考えたら俺、逆立ちして頭でぐるぐる回りたいなんて一ぺんも思たことないぞ!!」



「誰かー!俺を止めてくれー!!!!」



僕の意思とは無関係に狂宴は最高潮を迎えた……






……目が覚めた。

なんちゅう夢や。原子炉の中の核燃料の気持ちが入って来たんかな?

自分が自分で無くなる瞬間。怖いな。



それにしても頭でぐるぐる回るやつは盛り上がったな。



デモとか抗議行動もみんなで頭でぐるぐる回るやつやったらもっと盛り上がるかな。

東電とか経産省の前に何百人何千人で集まって、みんなでアスファルトの上で逆立ちして頭でぐるぐる回る。

老若男女。もちろんノーヘルで。熱心なお母さんは子供抱えてぐるぐる回る。



「お前達が原発をやめるまで俺たちもここでぐるぐる回り続けるぞー!!」



その内「そんな生ぬるいやり方じゃダメだー!!」って過激派が顔面で回りだして。




あいつらはどう動くやろ?自分たちのやってる事で何人死んでも知らん顔やから、目の前で人が頭削って死んでいっても知らん顔なんかな?


警察はどうするかな。やっぱりぐるぐる回ってる市民の足にぶつかってきて「蹴られた!」って不当逮捕するんかな?


国会は『路上で逆立ちして頭でぐるぐる回るの規制法案』出すかな?


マスコミもさすがに無視はできへんやろう。
でもそんなに盛り上がってない感じにするために、あんまりぐるぐる回れてない奴映すんかな。


「反原発団体がぐるぐる回り続けて窪んだアスファルトを舗装するのにお金がいくらかかる」


「反原発団体が頭から出す煙に含まれるCO2が地球温暖化に拍車をかけ、北極の白クマが…」

経産省とか経済アナリストが言い出してマスコミが広報して…


「そもそもあの煙は人体に有害だ!」

御用学者が…。



こっちが真剣に行動とってもアホな事してくる奴らは、こっちがアホな事したら…やっぱりアホな事して来るんかな?



試す価値あるな。逆立ちして頭でぐるぐる回るやつ。出来る人、日本で何人居るんやろ?